はらぐろモザイク
はらぐろモザイク @Fennechin_club

活動6周年、本当におめでとうございます!そして迎えたラッキーセブンの7年目、でろーんさんがたくさんの幸運に恵まれる1年になることをお祈りしています!
#文芸
タイトル:ケイム・ホーム
 前回、というべきだろうか。昨年の5周年企画では、樋口楓のTHE CATCH(超!A&G+にて、金曜18時〜)のリスナーの立場から一編執筆させていただいたが、ありがたいことに再度お声がけいただき、今年もラジオのリスナーからの立場として書かせていただきたい。
 3ヵ月。それは短いようで長い。赤ちゃんなら首が据わって物を握れるようになるらしい。それぐらいの期間、樋口楓は休演すると聞いた時、驚いた。
 不測の事態により、1回や2回、パーソナリティが休演することはままあるが、それぐらいの長い期間は聞いたことがない。それどころかパーソナリティの体調不良などにより番組を畳んでしまう例も、これまでのラジオリスナー人生の中で、何度か遭遇してきた。
 それでもなお、「3ヵ月後のカムバックを待つ」ということになったのは、番組の人気はもちろん、彼女のラジオパーソナリティとしての価値がそれだけあるという証だろう。
 結果として、2023年10月は「MEWLIVE」、11月および12月は「アイドルマスター シャイニーカラーズ」のTHE CATCHとして、各面々が金曜18時の留守を預かってくれることになった。代打を務めてくれたパーソナリティのみなさんにも拍手を送りたい。
 さて、新年も明けて2024年1月5日、樋口楓は金曜18時に帰ってきた。
 その前に配信はしていたとはいえ、ラジオは3ヵ月のブランクである。延長も編集もない、60分生放送一本勝負、その復帰戦を耳で見守った。
 前半のフリートークでは、声のトーンや喉の調子など、若干ではあるが変わったのではないかと本人は述べていたものの、進行やメールに対するツッコミ等々……いつもの彼女が戻ってきた。全くもっての「いつもの」であった。その様子を聴いてホッとした。
 みなさんもご存じの通り、樋口楓はデビュー6周年だが、ラジオパーソナリティとしても3周年。ラジオパーソナリティとしてのキャリアが、全キャリアの半分を間も無く越えようとしている彼女の底力を、その復帰戦に見たのだ。
 さて、樋口楓は活動6周年を迎え、7年目に突き進む。VTuberとしては、もはや「円熟」と言ってもいいほどの年数であろうが、7年目の高校2年生、依然青春真っ只中の彼女がそう簡単に円くなるとも思えない。そのあまりにもエネルギッシュな存在はこれからもたくさんの爪痕を残すに違いない。
 そして、「パーソナリティ」という言葉のごとく、彼女の活動や経験が生み出すエッセンスが、「もう一つの配信」であるラジオにも色濃く反映されていくことを期待してやまない。
 さらに、彼女は「THE CATCH」のパーソナリティ最年長となっている。彼女をそうたらしめているのは、もちろん自身の魅力が大きいが、リスナーの反応・メールの数もその一つの要素である。
 幸い、Xでの反応も含め楓組のみなさんのリアクションは、かなりと言っていいほど活発である。その動きに一つの力添えとなれば、あるいはラジオパーソナリティ・樋口楓のファンとして、「送信」のボタンをまた押してみる次第である。